前回までの流れ さてタイトルにもある〝振り出しへ戻る〟は、当初のF1チームへのスポンサーシップの案件 →中止 →e-sports へ変更と言う事で〝振り出し〟に戻ったワケ。 では〝プランニングの醍醐味〟の〝醍醐味〟とは何処に?と言う訳で、この醍醐味の醍醐味たる部分を話したい。 この案件で昨日、スポンサーと最終確認のミーティングを行った。ネットでのミーティングだが実に90分近く話した。その中で前日、チームとのミーティングで勝手にこちらから提案した事を伝えた。「今、中国を取り巻く環境は極めて悪い状況にあります。従って英国にある貴チームが直接、中国の選手で何かのプロジェクトを手掛けるのは、何かあった時のリスクヘッジが取れなくなる、と同時に企業として周囲に誤解を与える結果になる可能性がある。 そこでマカオにあるe-sportsの協会と先にアライアンスを組んでみたらどうか?ここの会長はリスボアホテルのCEOの息子が会長をやっている。選手は彼らにセレクトさせるなり、内容はともかくとしてワンクッション置く事を勧める。」と提案した事を伝えた。 するとスポンサーも『そうしてください。別に本土の中国人で展開しなくても良いです。香港でもマカオでも。とにかく面倒な政治論争のきっかけや材料にならな…
前回まで書いた流れは以下の通り。 さて、このF1のチームBからプレゼンが届いた。チームBは決して実車での成績は良く無いが、バーチャルのesportsではかなり良い成績を収めている。 そのチームからのオファーは前回のFEを上回るような素晴らしいオファーだった。それはesports teamのタイトルスポンサーのオファー。またチームが独自に主催するesports seriesのタイトルスポンサーも含まれている。 これは痛いとこ突いてきたなぁ〜と。スタッフウェアまで胸にデカデカとロゴを入れてきたよ。更には中華圏に別のジュニアチームまで作る、と。こりゃやられた。それにしてもこのバリューである。 このバリューを稼ぎ出すのであれば、企業からしたら非常に美味しい媒体だ。当然、こちらは金額を知っている訳で(提示しているからね)、それを考えると非常に美味しい。と、言う訳で、あとチームAから来たら全体を纏めてスポンサーさんへとトスする。
さっそく一番手にプレゼンを出してきたのはFEだった(ちょっと意外)。自分のレベルで言えば、「もうこれで決めて良いんじゃない?」と言うくらい、良くできたプラットフォーム。もう完璧。早速、スポンサーに見せると、e-sportsでは無くリアルのレースと勘違いしたほど、バーチャルとリアルの間の垣根が低く(無いと言っても差し支えが無いくらい)、シームレスに繋がっている。 またちょうどこれからソーシャルゲームがスタートするところで、これはもうメリットこそあれどデメリットはどこにも無い。これからF1がどんなプラットフォームを持ってくるのか分からないが、これを上回るプラットフォームってそうそう無いんじゃ無いかな?因みにFEの担当はあのかつてプロドライブを指揮したデビット・リチャーズの息子さんでした(二度びっくり)。 お父さんもお元気だそうで、次期リバティーのF1の社長になるとか、ならないとか?一応、英国サイドでジョーダン・キングと彼の事務所が動いているので、F1とその参加チームからの条件も聞くが、自分としてはとっとと決めたいですね。ここに至るまで、ずいぶんと長く引っ張ったので。F1のe-sportsは1チーム、それはベローチェ(Alfa Romeo F1)をやっている会社だが、そこの代表が、…
何度か書いたが今シーズン、あるF1チームにスポンサーをつけるべく、相当な時間を費やした。顧問にマーク・ギャラハーに入ってもらい、万全の体制で臨んだ。そしてもちろんスポンサーも真剣だった。唯一の不安要素は〝コロナ〟だった。これだけは読めず、ウチらの懸念が10だとするとスポンサー側は20くらいの心配をしていた。 しかし残念ながら開幕戦には間に合わず、そこに関してもスポンサーは誠意のある態度で『日程的に間に合わない事をチームに伝えて欲しい。但し検討は継続する』と言ってきた。これがバーレーンGPの二週間前。ここだけ見てもこの会社がどれだけ真剣に考えているか分かった。 この動きを察知した他チーム - それはアルピーヌだが - からのアタックが入ったがそれはスポンサー側で断ってくれた。『今、話しているところがありますから』と。 開幕戦を迎え「今年はちゃんとできるんじゃないか?」と言う空気感が漂ったが、やはりと言うか、なんと言うか…カナダ→NG、代替えにトルコ決定→後にトルコNG… 彼らはお客さんを抱えている会社だけに『この状況は去年より難しいですね…』と、あちらも段々弱気になってきた。 そして一ヶ月前の決断。 『今シーズンは諦めましょう』 と言ってきた一週間後、彼らの地は感染が蔓延…
素直に嬉しい結果を叩き出しました。オーバーオールで3位。 このメリのドライブする25号車はプロ/アマクラスですから、そちらでは優勝と文句の無い結果! 全てが急に決まったプログラムですが、このまま勢い良く行きたいです。 次戦、ELMSは6月5-6日のフランス・ポールリカール。その翌週にはポルトガルでのWEC Rd.2と二週連続となります。 乞うご期待! as-webへリンク ロバート・クビサ組チームWRTが開幕から連勝。急変する天候が戦略レースを演出/ELMS第2戦レッドブルリンク
AS-WEBにも出ていましたが、ロベルト・メリがポロッとシートをゲットしました。元々、この話しは昨年からあり、ノーペイで乗れる、と。但しこちらも売り上げを出したいですから、少しばかりのスポンサーを探そうか?となっていました。 しかし流石にルマン24時間に関しては、話しを聞いてくれるところがありますが、ELMS(European Le Mans Series)に関しては全く手応えがありませんでした(当初のオファーはELMS+Le Mans 24H)。そうこうしているウチにいるんですよ。Pay Payしちゃうヤツ。誰とは言わないけど。これで瞬間的に今シーズンのシートを失いました。 が、WECの開幕の前週、突然『乗ってくれ!』とチームから。大慌てで写真の撮影も間に合わない勢いでスパへ入り、WEC全戦出場が決定。 その流れで、一度は流れたはずのELMSが戻ってきた、と言う感じです。何となく、そんな流れになるんじゃないかな?と言う空気感はありましたけど。 AS-WEBにこの辺りの経緯が出ています。 正直、割り当てられたクルマは定番のORECAでは無くAuras 01。ORECAに比べると、本当に苦しいのですが、与えられたチャンスを最大限に活かしていくとメリも大いにやる気になってお…
ミーティングの時間がなかなか取れなかった為、午前中を潰して今後の方向性の話しをした。 大きなスポンサーを失った事 モータースポーツ関連用品のアジア全域の代理店になる事 この二点から、British F3を含め、モータースポーツ活動をどうしようか?と、言う話しを再構築しなければならない状況だ。 オーストラリアのS5000に関しては既にエントリーを済ませていて来週から再来週の間に発表される。三浦健光が最初のレースのオーストラリアGP。この日、WECの最終戦と重なるロベルト・メリはオーストラリアGPをパスし、シリーズ3~6戦のバサーストとサーファーズパラダイスに参加する。 今、彼には2イベント、F2の代理出走のオファーが来ており、何とか走れる様にプッシュしている。このS5000はGold Wolf Racingとして久しぶりのエントリーで、自社チームとして活動するのは2014年初頭のMRF ChallengeのF2000以来となる。 そこで引っ掛かるのがBritish F3だ。実はこのレースに元F1のブランディングチームでやる事になっており、既に契約書にもサインをしていた。しかしドライバーの資金が足りず、1イベントをパスする事で関係者が同意をした直後に、代理店の話しが来た。 こ…
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