クリスマス休暇に入る前、英国のマネジメントサイドから 『◯◯の息子だけど、日本のリージョナルにドライバーをひとり入れたいんだが…』 と言ってきた。 「止めとけ。15台出ていてもジェントマンが10人近い。コンペティティブと言うにはちょっと厳しい。◯◯は長い事F1のトップにいた人だろ?彼が一番分かっているんじゃ無いか?それにミカ・サロの子供なんか、日本で誤ったチームで走ってボロボロだよ。」 と答えた。 「それであれば中国のF4はどうだ?レベルは低いが最終戦はマカオだよ?FIA F3の連中に売り込むにはまたと無いステージでしょ?」 『いや、中国は無い。親が嫌がっているんだ。』 2021年の会話は最後〝中国はヤダ!〟で終わった😂 年末年始、このドライバーの事はたまに浮かべてはまた消えて、と言う感じだった。ただその中に一つのキーワードは浮かんだ。 〝そうは言ってもタイトル獲ったらそれはチャンピオンだよな?〟 と言うアイデアだ。 年が明け、別件もあった為、連絡。 「あのドライバーの件、どうなった?」 と聞いてみた。 『まだ何も決まってないよ。それにさ、どのシリーズもカネが無くて出ているのは半分、おじさんだよ!』 こっちの言いたい事を見透かした様な事を言ってきた。 「その件だけどね、俺もよ…
このシリーズのここに至るまでの顛末は何度か書きましたのでご参照ください。 とにかく無事にマシンはローンチしてひと安心ですね。思った以上にスタイリッシュで旧ユーロF3風のインダクションポッドが非常にカッコ良いです。 リージョナルのモノコックを採用せず、敢えてFIA F4用のモノコックを採用する事で、昨年までのGB3(旧BF3)の車輌をひとつ格下のGB4(FIA F4と同格)と同じにしてチーム/ドライバーの経済的負担を軽くする等、細かな配慮がなされています。 BF3時代からセミウイングカー構造の為、車格の割りに凄まじいダウンフォースを生み出し、英国のサーキット特有の低いμで戦う事で素晴らしいドライビングスキルを習得できます。 英国ルノーに起点のあるこのシリーズ。英国フォーミュラ・ルノー時代にはキミ・ライコネン。MSV F4時代にはジョージ・ラッセルにBF3ではランド・ノリスと素晴らしいドライバーを生み出しています。 一方のGB4は本来のFIA F4規格に戻し、昨年までのGB3のデチューン版と言う雰囲気に仕上がっております。 GB4公式サイト: 恨むべきは見えない渡航規制ですね。 こちらはGB3の公式サイトです:
一般的に伊太利屋 紫電77/BMWについて書かれている記事は沢山ありますが、翌年デビューした紫電改RE-78に関して書かれた記事は本当に少ないと思います。 基本的に紫電改は紫電77が進化したクルマとして語られておりますし、形容詞には必ず『モディファイが進めば進むほどカッコ悪くなった』と書かれております。しかし私は知っています。カラーリングは別として、最後の紫電改は、結局最初の紫電にほぼ戻っていた事を。 そこで今回は紫電改にスポットライトを当てて、その進化と如何にして終了したかを纏めていきますが、まず最初に1978年の富士グラチャン(GC)シリーズと富士ロングディスタンス(LD)シリーズの日程を纏めました。実は紫電改の変化を語るに、このレースカレンダーが意外な伏線として重要な要素を持っているのです。 78 富士グランチャンピオンシリーズ 【全5戦】 第一戦 3/26 富士300キロスピードレース 第二戦 6/3 富士グラン250キロレース 第三戦 9/2 富士インター200マイルレース 第四戦 10/8 富士マスターズ250キロレース 最終戦 11/26 富士ビクトリー200キロレース* 78 富士ロングディスタンスシリーズ 【全三戦】 第一戦 4/…
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