「今回、初めての四輪なんですよ。このマカオGPの木曜日に乗ったのが3ウイークエンド目なんです。」 土曜日のレース1で優勝を飾った #3 謝選手の衝撃的なひとことだった。それも20-21年とニ連覇を飾ったシャルル・リャンと真っ向勝負をして勝った後だけに、このドライバーの秘めたるポテンシャルには心底震えるモノがある。 一方の #11 シャルル・リャン。 ブルーノ・カルネイロに続く二代目の中国F4チャンピオンであり、20-21年とマカオGPを連勝している。 しかし今回、セクター1のベストで #8 に1秒近い差を付けられては流石に疑心暗鬼にもなる。 土曜日は大きなミスを連発した #8 アンディはこのレースは絶対に落とさないだろう。流石にマカオGP初挑戦が2014年から。これで勝てなければおかしい。 また前日、そこそこの走りを見せた #82 ロイス・ユー選手もなんとこのマカオGP前に2セッションしかF4に乗っていないと言う。 逆に考えるとダイヤモンドの原石はここにいる訳で、1mmの可能性を求めて日本人ドライバーがここに辿り着いていない事がなんとも寂しい気持ちにさせる。 12 Lapで争われる2022年 第69回マカオグランプリは、この週末の起こった出来事を象徴するかの様に荒れに荒れた。 路面…
予選の期待値を大きく上回る結果を若干16歳の少年は記録した。 FPや予選を通し、その存在感をアピールした#3 Gerrard Xie Wing Lam /スマートライフは初のマカオGPのレース1をしっかりと王者シャルルを倒し、自分が次世代No.1のドライバーである事をアピールした。 決勝は土曜日の夕方に開催。8 Lapのレースだが大いに荒れた。 全車、綺麗なスタートを決めたが#11 シャルル・リャン(LEONG Hon Chio)/セオドール・ブラックジャックレーシングの伸びが他車より勝り、リスボアベントまでに先頭に躍り出る。一方の抜かれたGerrardは慌てる事は一切無くニ番手をキープ。一方のポールスタートの #8 アンディ(CHANG Wing Chung)はそれまでの彼の日常的な発言を示すかの様な象徴的なスタートとなり12番手までにドロップ。せっかくのコースレコードとポールの貴重な栄誉とリードをたった三つのコーナーを迎えるまでに全て棄てた。 そしてオープニングラップのフィッシャーマンズベントで #77 HMS のオーナーであるWong Yiu Mingが自らドライブするマシンで大クラッシュ。すぐにSCが導入された。 このチームがフォーミュラカーを最初に導入した時に、メンテナン…
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