これじゃあ育つわけが無い…


 KARTの代理店の件、マカオは自分たちでやる事にしたのでさっそくガレージを探した。もっとも手取り早いのはサーキットにガレージを設置する事なので、政府の体育局へ電話。予想通りASNであるAAMCへまわされた。
 結論から言うと、民間には一切の貸し出しができないと言う。TONYカートの代理店も街中の一般の工業ビルの中でやっているとの事。

 サーキットは金曜日の夕方と土曜日のスポーツ走行のみ。「ナニ?この変則的なスケジュール?」と、聞くと、『マカオの特殊事情がある』、と。
 マカオの場合、全てが実業団の様な構成の為、普段は全て公務員か会社員。週末と夜に専門分野になると言う。
 その為に週末の夕方から専門のジャンルに分かれての活動となり、これはサッカーだろうがなんだろうが、この形態である、と。


 KART場なんか世界屈指の設備だろうし、GPコースだって国際グレード2。しかしいつまでもこんなやり方していたら中身が育たない。型式張るのも良いが、選手を育成するシステムや環境を作らないと中身が無い。
 何十年、国際的なレースをやっていても、地元出身のちゃんとしたドライバーがサッパリ出て来ないのはこう言う部分があるね。
 早速、なるべくサーキットに近い場所でガレージを探したら数件、物件は出てきた。これはこれで選んでなんとかするが、ほんとややこしい国だよ、ここは。。。